2025/01/12 02:35



PURPLEHAZEをブランドとして立ち上げて今月末で1周年を迎えます。




まだまだ小さなハンドメイドブランドですが、おかげさまで全国の皆様にお手に取っていただきデザイナーとしてはこれ以上無い幸せでございます。



いつも応援してくださるバニーズの皆様には改めて感謝申し上げます。





今回はいつもと毛色を変えて、この1年間でユーザー様がバニーガールを使用する際に組み合わせていたジグを振り返って見たいと思います。



皆様思い思いのジグにセットしていらっしゃるので組み合わせは枚挙にいとまがありませんが、私に届いた釣果の中で特に使用率の高かったジグが3種類ございましたので紹介させていただきます。




まずは画像一番左。



昨年イマカツ社より発売された【MCハンガージグ】。

(画像はスカートを巻き替えています)





パワーフィネス用のスモラバとしてリリースされたMCハンガージグですが、特筆すべきはそのフックの強靭さ。





元来のパワーフィネス系スモラバは、太軸を謳っているものでもPE2号ドラグフルロックのファイトでは伸びてしまうようなシーンも多々ありました。





特に自分はスピニングタックルではなく、ベイトのヘビータックルでPEを使用する【パワーベイトフィネス】スタイルのため、フックへの負荷が通常のパワーフィネスとは比較にならないほど掛かります。




そのためパワーフィネス用のスモラバでは強度不足を感じていました。





MCハンガージグは、この手のスモラバの中ではフックの強度に関しては自分の知る限り最強クラスです。





MHクラスのロッドでレイダウン越しのファイトを何度も経験しましたが、伸びることはありませんでした。






私はノーマルスカートから細めのシリコンスカート、ファインラバーまで多様なスカートを使い分けてかなりの数を釣らせていただきました。





ガード本数は必要十分ではあるもののやや少なめなので、短くカットするか根本に瞬間接着剤を垂らすことでカバー回避能力を調整しています。





バニーズの皆様からもMCハンガージグでの釣果が数としては最も多く届いた印象です。








私が運営にも携わらせていただいている、30歳以下の若手だけで競われる【U-30ドリームトーナメント】で、初のトーナメント参戦ながら年間6位の大健闘をした浦上くん。




バニーガールでの釣果は数、サイズともにバニーズの中でもトップクラスで、彼の24年の釣果を支えたのもMCハンガージグとバニーガールのコンビネーションでした。




フィールド問わず安定して釣ってくるのは流石の一言。

コンパクトジグの特性を活かしたアプローチの精度の高さがわかります。






試合中のキャッチはありませんでしたが、メインパターンとして組んでくれるほど本人もコンフィデンスを持つ武器になってくれていたようです。






房総リザーバーのローカルトーナメントに精力的に参戦するV.I.P会員つよぽんさんも、MCハンガージグとバニーガールで釣りまくった1人でした。








本気の試合で投入してもらえることは、作りとして大きな自信になります。


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続いて2種類目は、現代のジャパンコンパクトジグの完成形と言っても過言ではないこのジグ。





コンパクトジグの釣りを爆発的に世に広めた立役者である川村光大郎プロのボトムアップ社からリリースされている【ギャップジグ】です。





言わずもながバニーと合わないはずがないといったサイズ感で、バニーガールとのコンビで全国のフィールドから数多くの釣果が届きました。





このジグの売りはコンパクトサイズ×太軸ショートシャンクフックですが、私個人的にこのジグが特に優れていると思う点がその「スキッピング性能」です。





一見ただのアーキーヘッドに見えますが、飛行中の姿勢が安定しやすく後方にかけて広く面を取ることで着水面を広げ驚くほど快適なスキッピングを簡単に行うことができます。





ダイワの最先端マグネットブレーキ・低慣性スプールとの相性は抜群で、ピッチングでも軽い力でカバーの奥へプレゼンテーションすることができ、限られたモーションで正確なキャストを必要とされるおかっぱりでは想像以上に恩恵を感じました。





全国で多くの釣果を生み出したギャップジグ×バニーガールですが、特に印象に残っているのがこちらの魚。







タクミさんがキャッチした大江川での57cm!!!



 


ご自身のレコードフィッシュはギャップジグ5gとバニーガールの黄金コンビネーションでした。




ウエイトは計測されていないようでしたが、相当ありそうです…




タクミさんは、5月に五三川行われたアパレルブランド【Hunt Down】様が主催の陸っぱり大会でブース出展させていただいた際にお手に取っていただき、すぐにとんでもない釣果を出してくださりました。




Hunt Down様が繋げてくださったご縁にも改めて感謝です。


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そして3つ目にご紹介させていただくのがこちら。






カナダに拠点を置かれている日本が誇るグローバルブランド、ニシネルアーワークス様の【ニシネフィネスカバージグ】です。





個人的にもこのジグは衝撃的でした。




というのも、恥ずかしながら私このジグを去年まで使用したことが無かったのです…(西根さんごめんなさい





同じくNLWからリリースされている【フィネスフットボールジグ】は既に使用させていただいていたのですが、こちらは現在の自宅付近で入手できる店舗が無くなかなか手に取るタイミングがありませんでしたと言い訳させてください…笑





昨年後半にかけて、国内外問わず多くのバニーズから立て続けにこのジグでの釣果が届いたため、急遽知人にお使いを頼んだり通販で仕入れたりして研究。





結論から言うと、私のコンパクトジグに求める最も重要でありながらどのメーカーも採用してないデザインが盛り込まれています。





今では私自身このジグに夢中で、話したいことがたくさんあるのですが…





ここではこのジグならではの特徴をピックアップして紹介します。





まずこのジグをパッと見て違和感を覚えた方、ジグやってますね。笑




明らかに異なる点があります。










それは、タイイングアイの位置です。




奥のギャップジグと並べるとわかりやすいですね。





一般的なカバージグは、ギャップジグのようにアイが斜め前方に傾き、ヘッドの形状もすり抜けを重視した先窄みのいわゆる「アーキーヘッド」。






対してNLWのフィネスカバージグは、「カバージグ」の名を冠しているのにもかかわらずタイイングアイの位置が真上の90°。





ヘッドも一般的なアーキーヘッドではなく、ラウンドヘッドに近い形状をしています。






このラウンドヘッド+ブラシガードという組み合わせは、日本ではあまり見かけません。





日本のラバージグは大きく分けて



・カバージグ

・フットボールジグ

・スモールラバージグ



の3種に別れていると私は考えています。







しかし本場アメリカや北米では、スモールラバージグというジャンルはほぼ認知されておらず、代わりに「フィネスジグ」と呼ばれるジャンルがあります。






ラウンドヘッドにブラシガードを備え、短めのスカートが巻かれたタイプをそうカテゴライズし、日本でも知られるメーカーだとブーヤーのピッグスキンジグなどがわかりやすい例です。




国内メーカーだとクリングヘッドジグ(デプス)がルックスはやや近いですが、厳密にはクリングヘッドジグはガード付きフットボールなので純粋なフィネスジグはほとんど無いかと思います。



CCラウンド(エバーグリーン)が比較的最も近いかもしれませんね。





フィネスジグの紹介になってしまいましたが、このフィネスカバージグのデザインの優れている点はズバリ「姿勢の良さ」です。





着底時に横倒れしづらく、バニーガールのような“面”で水を押すタイプのトレーラーワームの特性を活かしやすいのは大きなアドバンテージです。

(横倒れしづらさでいえばNLWのフィネスフットボールジグは更に優秀です)






さらに、90°アイの恩恵はジグストでも顕著に現れます。




ロッドディップでアクションを付けながらリーリングでスラッグを回収してジグを泳がせるジグスト。





アイの位置が真上にあることで、一般的なアーキータイプと比較してラインを引っ張る方向が斜めではなく上方向に近くなるためジグの移動距離を抑えることができ、短い距離でもしっかりとジグを見せることができます。





二つ目の特徴は、その独特な形状のワームキーパー。







フィネスフットボールジグにも採用されていたキーパーですが、これが画期的すぎる。




ラバージグのワームキーパーは鉛のトゲトゲしたカエシ状になっているものや、ワイヤーの先端を曲げたものが一般的ですよね。




しかし、どちらもワームをセットする際に既にハリ傷の周りを必要以上にエグってしまうため、スキッピングを繰り返したりカバーを荒っぽく出し入れしているとすぐに傷口が広がりグズってズレてきます。




これはカバー撃ちをする人間からするととてつもないストレスです。




フィネスカバージグに採用されているこの独特のワイヤーキーパーは、ワームの張力を利用して固定するタイプです。





ハリ傷を“広げる”ことで、自ら戻ろうとするワームがこのキーパーを挟み込む格好になり、結果として高いワーム保持力を実現されています。






これは言葉で説明するのが難しいので、ぜひ使って確かめてもらいたいです。





特に、バニーガールはオールハンドメイドが故に他社のソフトベイトと比較して決して安価ではありません。





だからこそ、できるだけ長く使っていただけるほうが作り手としては嬉しいです。





そんな思いもあり、ぜひショップ等で見かけた際は試していただきたい逸品です。




このジグとバニーガールのコンビネーションを教えてくれたのは、西根さんが拠点にするカナダのオンタリオに住んでいるタイラー。





「ナベ、このニシネのジグがバニーガールと相性抜群なんだ。日本人の作るものは間違いないな!」



と連絡をくれたタイラー。手がでくてコンパクトなバニーがさらに小さく見えます。




その後、国内でもこのジグでの釣果を紹介してくださる方が数名いらっしゃり、これは取り上げないわけにはいかないと思い僭越ながら今回紹介させていただきました。


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今回全てを紹介することはできませんでしたが、他にもエグダマtypeレベル(レイドジャパン)やモデルⅡ(ケイテック)、TGブロー(エバーグリーン)等も釣果報告が多かったジグです。





アダルトバニーの一般販売も迫っていますので、ぜひそちらも色々なジグに組み合わせて皆様のお気に入りのコンビネーションを模索していただければと思います。





長くなりましたが、2年目のPURPLEHAZEもどうぞよろしくお願い致します!