2024/11/08 00:16



さて、10月後半は来春発売予定のフルサイズバニーの最終テストに励んでおりました。





今まで野池からリザーバーまで多くのフィールドでテストを重ね、合計9回に及ぶ修正を経て最終テストに臨んでいます。




テストでは、フルサイズバニーの最大の課題ともいえる強度を重点的にチェックしています。





「ハンドポワードはインジェクションと比較して強度に難がある」




というのは作り手の私からすると単なるイメージにすぎません。




場合によってはインジェクションよりも強度の出るハンドポワードワームもありますし、逆の考え方をすればハンドポワードよりも強度の出ないインジェクションもあります。




パープルヘイズでは、バニーガールをお使いの皆様からは既に強度に対して一定の評価をいただけていると自負しておりますが、今回はそれと同じにとはいきません。





動くパーツが大きくなれば、当然そのパーツは“重く”もなっています。




更には重いパーツが“大きく”動くとなれば、ワームに掛かる負荷は想像以上に大きくなります。







私の基準としては「1匹/1匹」程度の消耗であれば、現代バスフィッシングにおけるソフトベイトの仕事としては問題ないと考えています。




当然魚のサイズやアプローチのハードさによって大きな差が生まれますが、目安としてはここを目指しています。








そして、最終プロトは見事この基準を満たしてくれました。




平均して1つのワームで1.5本(1キャッチ、1バイト)程度は多少の補修はしつつも持ってくれています。




ちなみに掛けている魚は全て40cmオーバーなのでこの点を踏まえても問題なく仕上がっているかと思います。




今回は物作りの観点からデカバニーの最新情報をお伝えしましたが、次回はアングラー目線で釣行の様子を解説します。