2024/10/19 04:11




最近バスフィッシングをはじめた方には馴染みのないソフトベイト形状の代表例のひとつが「パドルテール」でしょう。





形状は至ってシンプルで、パーツらしいパーツは無く細身のボディの先にその名の通りパドルがあるだけです。





画像はパドルテールの傑作といわれるカリフォルニアワーム社のカリフォルニアパドル。





形状がシンプル故に、まだマシンインジェクション製法が普及していない、すなわちハンドポワード全盛期からアメリカではあちこちで作られていたそうです。




当時のアメリカでは既製品の型を買ってそれに自身で調合したマテリアルやオリジナルのカラーでワームを流すというビルダーも多くいたようで、その型の中にパドルテールもあったせいか同じような製品が至る所で散見されていたと言います。笑





そんなパドルテールですが、インジェクションが普及しよりリアルな造形が好まれるようになった昨今は全くといっていいほどご無沙汰状態。




釣れないから消えたというよりは、顧客のニーズから外れて行ったことで消えたと言った感じですかね。




ということは、今投げても釣れるのでは…?



むしろ誰も投げてない分釣れたりして…?




そんな思いから近場の野池へ。





カリフォルニアパドルのテキサスリグ(色気を出すためにビーズ入れてます)を、何も考えずにブッシュや縦ストラクチャーに撃っていきます。









…バイトが止まらない。






しかも難しいアクションはなしに、ほぼ全てのバイトがフォール中から着底の間に出ます。





サイズは3インチと4インチを両方試しましたが、意外にも4インチの方がバイト数は多かった印象です。





これは作らないわけにはいかない…




何よりハンドポワードとの相性が抜群のこのジャンル。いつかやりたいとは思っていましたがその時が来たようです。




ただ、既にカリフォルニアパドルをはじめとする出来上がったパドルテールが存在する以上は同じものを作ってもそれはリバイバルにすぎません。




このパドルテール、もっとサイズを選べる気がするんです。




家に帰るや否や私なりの理論と解釈で早速ファースサンプル用のマスターを製作。




翌日完全したシリコンモールドに余ったマテリアルを流してみました。






早速ファーストサンプルの完成です。



カラーは当時物のカラーリングをイメージしました。 



頭の中のイメージだけで作ったわりには最初から意外と良い感じに見えます。見た目はですが。笑



さて、こうしてNewプロジェクトのスタートです!