2024/04/26 15:45




前回、よく釣れるもののスリット部の強度不足からマテリアルの変更を決めたところまでお話ししました。






マテリアルを極限まで柔らかくすればスリットなんて無くても柔らかい動きが出せるのは理論上誰でもわかることですが、結局強度が出なければ本末転倒。






実際柔らかいマテリアルで薄く成形すればいとも簡単に千切れてしまうのは経験上分かっていました。







そこで思い切って、サイズ自体をワンランク大きくして全体的に厚みを持たせれば強度面も解決できると考え、大きく路線変更することに。






今まではスモラバにもセットできるようなコンパクト感で作っていたものを、レギュラーサイズのジグにセットするようなサイズにするという最初のコンセプトどこ行ったと言いたくなるような変更です笑











これがかなり良かった…






実はこの時から、フックをセットするボディと稼働部のマテリアルの硬さを変えているのですが、これも良かった。






よく動くし、肉厚になったことで水押しも強いし、針持ちも良くスキッピングも決まる。







テストでもすぐに釣果が出ました。











これを煮詰めていけば商品として全く問題ないレベルに仕上がる確信もあり、このタイプで表面処理やマテリアルの細かい調整を行いました。







そして、もうこれで良いだろうというところまで来たところでどうしても引っかかるものがありました。











これ、本当に自分が使いたい物なのだろうか。









アクションはさておき、このサイズのチャンクは他にもいくらでもあります。







自分がワームを作り始めた理由は、「小さいチャンクが欲しい」から。






良いものができたのは間違いないけれど、多分これを自分が心から愛して使い込むことはできない。







今回成功したマテリアルの使い分けを活かして、再度型を作り直し初心に立ち帰ります。







続く