2024/03/31 16:53
ご無沙汰しております。
先日、ご予約いただきました全てのBUNNY GIRLの発送完了致しました。
三次生産分が数量的に最も多かったのと、キープキャスト2024への出展があり更新が遅れてしまいました。
あ、出展はPURPLEHAZEではなく、【U-30 ドリームトーナメント】のスタッフとしてです笑
ブースにお越しくださった皆様、楽しい時間をありがとうございました!
そして先日、七色ダムで開催されたJB TOP50初戦にて同じく運営スタッフの吉川永遠さんが優勝!めでたいなあ!
すごい人と運営してるんだなーと改めて実感です。
湖上ではオーラ出まくってますがボートを降りると可愛いとわぴん。
さて、前置きが長くなりましたが引き続きバニちゃん開発秘話です。
前回の記事では、マテリアルを変更し全体的に薄く仕上げることで動きを柔らかくしたところまでお話ししました。
次にぶつかったのが、肉を薄くすることによる水押しの弱化です。
当然ですが、太く重いパーツが動いた方が水を強く押します。
しかし、太いパーツは動きが硬くなりがちで、見ているこちらからするといわゆる「良いアクション」とはお世辞にも言い難いものになりがちです。(まあ魚がどう感じてるかは知りませんが)
そこで、パーツを太くしながら動きを出すためにスリットを入れてみようと思いつきました。
まあ誰でも思いつきますよね…笑
この頃は通し刺しではなく、ちゃん掛けで使用する前提で作ってました。
セットしてるのは当時のパワーフィネスジグSS(ダイワ)のスカートを巻き替えたものです。
パワーフィネスジグは最近モデルチェンジしたみたいですね。
スカートは確かレインさんのシリコンスカート(細)だったかな?
この時期に、ルアマガさんの陸王で川村プロがパワーフィネスジグSSのスカートをファインラバーに巻き替え、アイをペンチで上向きにしたものにピッグダディーJrをセットしてジグストで釣りまくっていたので試しに買ったと記憶しています。
今尚コータローさんが多用しているギャップジグの釣りのルーツですね。
確かにベイトで使用しても問題ない程度の太軸フックかつショートシャンクは当時おかっぱりでオールマイティーに使用するジグとしてはかなり理にかなっていました。
ジグストでの使用はもちろん、ボトムで引っ掛けて外す釣りがかなりハマっていてこの時期よく釣っていました。
顔が若い……
スリットが入ることで可動域がかなり広がり、ボトムでスタックさせ、外した後のデロンっというアクションがよく出ていました。
このアクションで釣れることが多かったため、BUNNYGIRLでもこの「余韻」アクションは強く意識しました。
そしてこの後、世の中は新型コロナが猛威を振るい、当時勤務していた釣具量販店では医療従事者に対して募金を行う目的でチャリティー釣具販売を行いました。
使い古しの釣具など家にあるものなんでもいいということだったので、可愛くパッケージングして一袋100円くらいでこれを販売しました。
懐かしい…今見てもこのパッケージは我ながらハイセンスだと思います笑
うさぎの目の奥に闇を感じますね…笑
おかげさまで用意した分は全て完売し、購入してもらった常連さんからも釣果報告があり非常に嬉しかった思い出です。
形はどうであれ、自分の作ったものが世に放たれた初めての瞬間であったことは当時の自分にはかなり嬉しいことでした。
そんなこんな開発話は続きます…