2024/02/25 22:22
皆さまはじめまして、PURPLEHAZE代表の渡辺と申します。
この度ブランド立ち上げのため、多くの業界関係者の皆さま、並びに応援してくださる皆さまから後押しとサポートをいただきましたこと心より感謝申し上げます。
既にSNS等で発信しているためご存じの方もいるかと思います、PURPLEHAZEのファーストリリースアイテムはハンドポワードコンパクトジグトレーラー
【BUNNYGIRL(バニーガール)】
今からルアーを作るのに、こんな時代錯誤ともいえるようなマイナーなジャンルからスタートするなんて正気か?と自分でも思うような極めてマニアックな代物です。
これから数回に分けて、この【BUNNYGIRL】(最近は ばにちゃんと呼んでいます)が産まれるまでのエピソードをダラダラと語っていこうと思います。
お時間のある時にでも寝転がりながら見ていただければと思います。
さて、BUNNYGIRLの商品ページにも記載がある通り、はじめて着手したのは今から5年前にも遡るんですね。
当時渡辺青年は19歳。
飲食店でアルバイトをしながら車もなかった渡辺青年は始発で家を出てローカルトーナメントに出たり、チャリンコで河川敷を走り回ってオカッパリを楽しんだりしていました。
元々物作りや芸術が好きな性格で、幼少期から祖父の部屋でルーブル美術館の分厚い画集を眺めたり、ブラームスの交響曲を聴きながら笑みを浮かべるマセガキでした。
同時に父の影響ではじめた釣りにも謎にその芸術を求めはじめ、現代に至るまで最も尊敬するアングラーである林圭一プロの影響もあってか10代でハンドポワードの世界にどっぷりはまり込みます。
まず初めに心を奪われたのはボディーシャッド(TIFA時代のモノ)。
自分がバスフィッシングをはじめた時代には既に機能的かつ近未来的なデザインのインジェクション製法によるワームが主流でしたので、極めてシンプルな形状と見たことのない美しい配色にすぐさま虜になりました。
そして、このハンドポワードという昔ながらなスタイルで自らの求めるワーム作りをせっせとはじめたのです。
中古釣具店で大きめかつ安い中古ワームを買い漁り、電子レンジで溶かして油粘土の型に流し込むという小学生の自由研究レベルでしたが寝るのも忘れて熱中したのを覚えています。
そんな渡辺青年のはじめて作ったワームがこちら。
そんなこんなで次に考えたのが
「ポークみたいなワーム」
林プロのフリッピングといえばスタンレーとアンクルジョッシュ。
画像はジャンボポークフロッグですが、オリジナルサイズやスプリングリザード等もご愛用されていた印象です。
林プロへのリスペクトもありポークルアーは好きだし積極的に使いたいけど使い終わったら洗って戻さないといけないしちょっと目を離すとカピカピになるしクセはすぐつくし…
だからワームにすればいいじゃないのという至って単純な思考から作った第一作がこちら。